【稽古日記】色彩盛花

随分と可愛らしい雰囲気の取り合わせが届きました。

<花材>
・スナップ(ピンク)
・ガーベラ
・かすみ草

色の面白さを生かすよう、色彩盛花で稽古して頂きました。


Mさんの作品

副にかすみ草を用い、B型で稽古されました。
ガーベラが前方に流れるよう、テンポよく挿れられています。


同じ花型ですが、真ん中のガーベラを低くして谷間を作り
一番奥のガーベラを、少しだけ奥に配置するように手直ししました。


Mさんは、いつも寸法の取り方が正確です。
今回も足元が乱れないように几帳面に生けられていて
全体的にきれいにまとまっていると思います。



Nさんの作品

Nさんは副をガーベラにし、C型で稽古されました。


写真では2本のガーベラが並んでいるように見えますが
副のガーベラがしっかり前のめりに傾いているので
実際の目線では、きちんと落差がとられています。

Nさんの作品にはいつも力強さがありますが、
今回はかすみ草の使い方が緻密で、きれいに生けられています。


Kさんの作品

B型とC型にチャレンジされました。
副はいずれもガーベラです。

まずはB型


ガーベラを全体的に高くし、下の方にかすみ草を固めています。

次にC型


先程よりも引き締まった雰囲気です。

かすみ草をどの様に捌くか、丁寧に研究されていました。
主位と客位を入れ替え、
花型も変えながら稽古されて、本当に熱心です。

Kさんは可愛らしくコンパクトに生ける事が多かったのですが
今回は伸びやかに生けられていて、
いい方向に成長されていると感じました。

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【格花 寄せ生け】雪柳 竜胆 小菊

そろそろ紅葉の枝も出回る季節になりましたが
なかなか上手いこと仕入れの都合が合わず
季節の花材を都合するのに難儀していました。

そんな折、未生流会館に飾ってありました参考花が綺麗で、
今回、同じ取り合わせで稽古する事にしました。

雪柳、竜胆、小菊の三種生けです。

雪柳は太い枝程折れやすく、意外と矯めるのが難しい花材で
格花の形におさめるには難易度が高い取り合わせですが、
季節を楽しむ稽古も良いかと思い、頑張ってもらいました。


Nさんの作品


寸渡生けです。
自然の枝の流れを活かすよう、枝選びを慎重にされていました。

用添の竜胆をもう少し内側に、体と繋がるようにすると、
もっと綺麗な仕上がりになったと思います。

雪柳がクルクルと倒れる中、根気強く頑張って下さいました。
針金もほとんど使わず、きっちり自立するように挿れてあります。


Kさんの作品


肩の調子が本調子ではないという事で、水盤での稽古です。
Kさんも枝選びを慎重にされ、体後添えの流れも綺麗に出ています。

足元までしっかりと戻るように、体の格先の流れを整えると
もっと、きっちりとした三才格の形になります。
留の寸法がもう少し高くても良かったかも知れません。


同じ花材ですが、Nさんはスッキリとした風情に
Kさんは柔らかい風情に入りました。

10月 床の間

少しずつ秋も深まり、
街路樹の葉も色付き始めたようです。

稽古場の室礼を改めました。



掛け軸は大原女で
紅葉の中、柴を売りに出かける姿でしょうか。


中央にあるのは、社中の許状です。
許状は床の間に飾ってからお渡しするようにしています。

皆さん熱心に稽古され、新花も格花も着実に上達しています。
本当に有り難い事です。

【稽古日記 個性盛花】横斜型

平日夜間の教室は、個性盛花の稽古でした。


<花材>
・雪柳 3本
・糸菊 2本
・アゲラダム 3本

今回の花材では、雪柳を体用に用います。


Hさんの作品


糸菊を副にして、横斜型に生けられました。
「糸菊の顔を見せたい」と、添えの糸菊の寸法を低い目に、
仕上げに雪柳の枝を捌くことで
枝の流れが見えるように工夫しています。

アゲラダムもテンポ良く挿れられているので
動きのある仕上がりになっていると思います

【稽古日記  格花】小菊 段取り生け

すっかりと秋も深まり、良い気候になってきました。
今回は、小菊の段取り生けの稽古です。


小菊は小花を散らすような生け方は行わず、
花の塊を「段」として扱っていきます。

余分な蕾や、段から離れた小枝の整理を丁寧に行うことで
各役枝の段を明確に、スッキリとした仕上げていきます。


Kさんの作品


肩を痛めてしまった為、水盤での稽古となりました。
段もきれいに纏められており、
足元の捻れが出ないよう、丁寧に生けられています。
可愛らしい仕上がりになりました。

体の後添えの枝を捌いて、全体に変化が出るようにすると
もっと良い仕上がりになると思います。



Mさんの作品


頑張って寸渡で生けられました。
体の各先が足元まで戻るよう、しっかり矯められています。
又木の張り方や枝の選び方も、非常に上手です。

Mさんも体や用添えなどの蕾を捌いて変化を出せば、
なお美しい仕上がりになると思います。



お2人とも1年半程で、ここまで生けられるようになりました。
これからの成長が楽しみです。

プロフィール

板村 賢甫

Author:板村 賢甫
滋賀県大津市で未生流の華道教室を開いています。
まだまだ勉強中。
未熟な作品ばかりですが、自らへの戒めも込めて稽古花を紹介していこうと思っています。


▪️教室のご案内

初心者の方から、流儀の花である「格花」をお教えします。
町家の和室で、のんびりお稽古いただけます。
男性もお気軽にお越しください。

http://kitamuraivy.wixsite.com/
kenhomisho



未生流 大津いけばな教室
滋賀県大津市末広町4−30

稽古日:平日  19時〜21時
    土曜  9時〜21時
    日・祝 9時〜21時

講師:板村 賢甫


▪️お問い合わせ先
TEL:077-527-6616
k_itamura_ivy@eva.hi-ho.ne.jp

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